ウォーキングのような適度な運動を行うことが、女性の更年期障害の症状を緩和させる効果があると言われています。
実際にどのような改善効果があるのか?有酸素運動が更年期の不調にどのような影響を与えるのか?
更年期障害の症状に悩む女性にこそ、ウォーキングが必要だという理由について、更年期障害の原因を踏まえて紹介します。
目次
ウォーキングが更年期の女性のホットフラッシュを予防・改善する
これがイギリスのリバプール・ジョン・ムアーズ大学の研究結果でもわかっていることなのですが、ウォーキングを継続することで、ホットフラッシュを改善できます。
しかもホットフラッシュの発生頻度も少なくなり、さらに症状が出た場合でもその状態がウォーキングをしていない場合に比べると、改善することもわかっています。
最低頻度で1日30分、週3回でもその効果があり、可能なら1日45分、週5回が理想的。
この運動を4ヶ月ほど継続することで、血圧と脳内血流が低下し、ホットフラッシュの症状が改善しました。
ホットフラッシュとは、自律神経の調節がうまくできずに、血管の収縮や拡張をコントロールできないことで起こりますので、その状態を定期的なウォーキングが改善します。
しかもホットフラッシュの症状が強い女性は、心筋梗塞や脳卒中などの生命の危険に関する疾患を起こしやすくなりますので、そういった危険性も回避できることに。
特に更年期は血圧の上下を繰り返し、最終的に高血圧の状態で高止まりしますが、その原因のひとつがホットフラッシュだとも言われています。
この点だけ考えても、誰でもできるウォーキングで様々な更年期の不調を改善できることは、非常に効果的ですし、実はウォーキングにはそれ以上の効果があるので、オススメなんです。
更年期のウォーキングはストレス解消に役立つ効果も!
ウォーキングという運動は、友人と話しながらでもできる非常に簡単なものです。
気心の知れた友人と一緒に歩きながら、悩みの相談をしたり、不満を打ち明けてみたり、他愛のない話をするだけでも、ストレス解消には非常に効果的。
更年期の世代のなんとなく不安だったり、孤独感だったり、感情のバランスを整えてくれたりと非常に役立つ効果が期待できます。
ゆっくり歩くのではなく、多少早歩き程度であることがベスト。
逆に心臓や血管に負担がかかるほど早歩きをする必要はありませんので、少し汗がにじむ程度の速さで、日頃の出来事を話しながらストレス解消に役立てましょう。
更年期のウォーキングは骨粗しょう症の予防に役立つ
更年期以降の女性が向き合わなければならない症状に、骨粗しょう症があります。
骨粗しょう症が進行すると、ちょっとした衝撃で骨折したり、大腿骨骨折で寝たきりになってしまうなど、健康寿命が一気に縮むことに。
そうならないためにも、運動を継続することが必要ですが、ジョギングやマラソンだと関節などに対する刺激が強すぎて、逆にダメージになる場合も。
ウォーキングで入るような適度な刺激は、骨の質を改善するのに非常に役立ちます。
特に更年期以降の女性は、エストロゲンの急激な減少で骨量が低下しがちになりますので、それを改善するためにも、ウォーキングが最適。
ウォーキングに合わせて、食事やサプリメントで豊富なカルシウムを摂取するとより効率的に骨粗しょう症のリスクを回避できます。
更年期のウォーキングは、不眠症や睡眠障害を改善する
更年期になると、寝付きが悪くなったり、中途覚醒をして夜中に何度も目覚めたりと、睡眠に関する悩みやトラブルが増えます。
就寝時にしっかりと肉体・精神を休めることができなければ、更年期うつや自立神経失調のきっかけになることも。
そんな睡眠障害や不眠症の改善にもウォーキングが役立ちます。
特に睡眠トラブルがある人は、午前中にウォーキングを行うようにすると、その症状改善が高まります。
午前中に日光をしっかり浴びると、睡眠ホルモンのメラトニンが夜9時過ぎにしっかり分泌中され、眠気を誘う効果も。
さらにメラトニンは、幸せホルモンのセロトニンに変化しますので、精神的にもリラックス効果を実感できます。
更年期のウォーキングは副交感神経を優位にし、自立神経のバランスを整える
ウォーキングは大した運動ではないと思っている人も多いかもしれませんが、更年期になると運動習慣がなくなるので、ウォーキングでも十分なんです。
ウォーキングでも定期的に体を動かすことは、血行を促進することにつながり、その結果、呼吸も深いものに変化し、副交感神経が優位な状態になりやすくなる効果も。
更年期は、交感神経が優位になることが多いタイミングなので、そこで副交感神経を優位にすることは、自立神経のバランスを整えることに繋がります。
副交感神経が優位になることで、リラックス状態が続くことになり、更年期に起こりがちな様々な不調や症状を改善することに。
更年期のウォーキングはメリットが多いけど無理はしない
更年期の女性にとって、ウォーキングを継続することで様々なメリットがあることが分かったと思います。
メリットが多いからといって、更年期に無理は禁物。
体調によってはウォーキングを行うのが大変だったり、苦しかったりすることもあるでしょう。
そんなタイミングなら、無理して運動を行う必要はありません。
更年期には自分を甘やかすことも大切ですし、何よりも無理してしまっては逆に更年期障害の症状が悪化するきっかけに。
ウォーキングをするほどの余裕がなければ、室内で簡単なストレッチを行うだけでも十分ですし、たまには何もしない日があっても大丈夫。
更年期は10年もありますので、長い目で見てそのタイミングでできることを行えば大丈夫ですし、無理だけはしないようにしましょう。
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