更年期になった途端に、突然に脇汗の量が増え、ワキガになったかもと不安になる女性が増えます。
実は更年期の多汗症や脇の臭いの変化も、更年期障害のひとつなんです。
実際にどんなことが原因となって脇汗が増えるのか、更年期になるとワキガになるのか?気になる理由を紹介します。
目次
更年期になると、突然ワキガになるのは本当なのか?
更年期障害のひとつに、ワキガがあると誤解している人がいます。
確かに多汗症になったり、脇汗がひどくなったりすることはありますが、ワキガになるというのとは別の話。
ワキガの臭いと言えば、鼻をつくような独特の汗の匂いですが、もし自分がワキガになったら・・・と考えると凄く嫌な話です。
まず人間の汗の仕組みを簡単に説明すると、
- アポクリン汗腺:粘り気が強く、脂質やタンパク質、アンモニアを含む汗
- エクリン汗腺:水と塩分だけの汗
アポクリン汗腺から出た汗が、肌の常在菌に分解されることで、ワキガ独特のあの嫌な匂いになります。
ワキガの人は、生まれつきアポクリン汗腺の数がエクリン汗腺よりも多く、その数が更年期になって増えるわけではありませんので、厳密にはワキガではないんです。
更年期の多汗症は自律神経のバランスの悪化で起こる
更年期になってアポクリン汗腺が増えるわけではないのに、なぜワキガのような独特の臭いがする汗が増えるのか?
それが更年期特有の、女性ホルモンの分泌量の低下による自律神経のバランスの悪化が原因です。
自律神経は、全身の発汗作用にも影響を与えているんです。
しかしそのバランスが乱れることで、汗腺の調整作用にも変化が起こり、ホットフラッシュのような多汗の症状を感じたり、精神的な不安による精神的発汗の症状を発症。
問題になるのがこのホットフラッシュの汗と精神的発汗の汗の成分です。
このタイプの汗は、アポクリン汗腺から出るタイプのアンモニアなどのニオイ物質を含有している汗。
アンモニアなどのニオイ物質を常在菌が分解することで、自分でも分かるような臭い汗になります。
更年期障害で発汗する汗のタイプとワキガの汗のタイプが似ていること、そのタイプの汗をかく量が増えることで、ワキガだと誤解する人が多いんです。
更年期障害による脇汗を予防、改善する対策法は?
更年期になると匂いの強い汗をかく量と割合が増えるわけですから、それを予防したり、改善する事ができれば、ワキガのような臭いを気にしなくて済みます。
精神的発汗は、自分がワキガでは?周りに臭いがバレている?と不安になることで、どんどん汗が止まらないということもあるので、考えすぎないことも大事。
では実際にどんな方法が、更年期の多汗症に効果的なのかを紹介します。
女性ホルモンのバランスを整える
更年期障害の様々な症状の改善に役立つのが、大豆イソフラボンを摂取すること。
これが直接的で誰でもできる手軽な改善方法です。
女性ホルモンの分泌量が減少することがきっかけで、自律神経のバランスが乱れるわけですので、その原因を改善すれば多汗症の症状も改善。
ホットフラッシュなども起こりにくくなりますので、女性ホルモンのバランスを考えることは非常に大切です。
大豆イソフラボン以外にも、規則正しい生活を送ることで、体内リズムが整って女性ホルモンの分泌量が増える作用が期待できます。
運動をして汗腺を鍛え、臭い汗を減らす
日常的に汗をかくことで、汗腺の機能を鍛えることができます。
更年期になると、運動する機会が減少したり、代謝が低下したりと汗をかく機会が減少し、汗腺の機能が低下します。
その結果、ホットフラッシュのような上半身だけ汗をかくようなことになり、その成分も臭い汗になりがち。
そこで普段から汗腺を鍛え、サラサラな汗をかける体質にしておけば、臭い汗に悩むことも減ると思います。
激しい運動は必要ありませんので、30分前後の有酸素運動を週に2〜3回行うようにしましょう。
血流を改善して、ホットフラッシュを予防する
ホットフラッシュの症状が出やすい人の特徴として、血行不良になっている人が多いんです。
上半身は火照っているのに、下半身や手足などの末端部分が冷えている。
まさに血行不良の典型です。その状態を改善するためにも、血流改善効果があるビタミンEを積極的に摂取することが大切。
ビタミンEは、医薬品で天然ビタミンEを摂取するのが最も効果が高いので、天然型ビタミンEや合成ビタミンEのようなサプリメントを選ぶのは止めましょう。
かいた汗は放置しない。
更年期にならなくとも、汗は自然にかくものです。
しかし更年期までは臭いの少ない汗だったので、放置しても臭いと感じることがなかった人でも、更年期の汗は臭いんです。
常在菌が分解すれば、その瞬間から臭いだします。
だから汗は、デオドラントシートで拭き取ったり、制汗剤を使用したり、消臭効果のある汗脇パッドを使ったりと、その日の服装や状況に合わせたケアをしましょう。
そうすることで、自分でも周りにも汗の臭いが気になることが減ります。
更年期の汗をワキガだと悩まないのが一番
女性なのにワキガだなんて、考えたくないですよね?
でも今回の記事を読めば、更年期の脇汗や多汗症がワキガではないことは、おわかりになったと思います。
更年期障害の症状が悪化する原因のひとつに、精神的な部分があります。
ストレスや家庭環境、仕事などの影響を受けたり、性格的な部分が影響したりして、うつ病や自律神経失調症になることも。
その結果、どんどん深い悩みを抱えることになりますので、ある程度は受け入れることも大切です。
更年期の多汗も、原因が分かれば対策を考えることも出来ますよね?
まずは体内の環境を整えること、女性ホルモンのバランス、血流改善、それらを通じて、肉体的・精神的な健康を取り戻していきましょう。
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