更年期にのどの違和感を感じたら、更年期障害の症状のひとつの咽喉頭異常感症かもしれません。
ストレスがきっかけで起こる咽喉頭異常感症は、ヒステリー球とも呼ばれる症状。
自律神経失調症とも関連があると言われる症状なので、しっかり対処法を知り、状態の悪化を予防しましょう。
目次
更年期になると、のどの違和感や異物感を感じる人が多い。
45歳以上の更年期に差し掛かった女性に増える症状に、のどの異物感や違和感を感じる人が増えてきます。
のどがイガイガしたり、のどに圧迫感を感じたり、なにか引っかかっている感じがしたり・・・最初は違和感だけだったものが、どんどん症状が進行して不安になります。
のどの違和感で癌を疑う人が75%もいると言われるほどなので、多くの女性が急に生じた違和感や症状の進行でどんどん不安な状態に陥ります。
のどにこのような症状が出る病気もあるし、年齢的なこともあり不安が止まらないんです。実際に起こり得る病気には、
- 慢性炎症:慢性副鼻腔炎、慢性扁桃炎、慢性気管支炎など
- アレルギー:鼻アレルギー、喉頭アレルギーなど
- 甲状腺の病気:橋本病、甲状腺腫瘍など
- 胃食道逆流症:逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症など
- 腫瘍:喉頭がん、咽頭がんなど
- 形態異常:過長茎状突起、頸椎異常、舌根扁桃肥大など
これだけありますので、不安になるのも仕方がないと思います。でも実際に病院でどんな検査を受けても、原因がわからないと言われることがあるんです。
更年期に起こる原因不明の、のどの違和感こそが「咽喉頭異常感症」です。
咽喉頭異常感症とはどんな症状なのか?
咽喉頭異常感症とは、ヒステリー球とも呼ばれる更年期の女性特有の症状のひとつ。
更年期に感じるストレスや倦怠感、疲労感などをきっかけに喉が詰まっている感覚に襲われます。
先ほどもお伝えしたように、耳鼻咽頭科でも甲状腺の検査をしても、全く異常がないのに、のどの異物感が止まらないんです。
一般的に咽喉頭異常感症を発症しても、喉の渇き・異物感・喉の奥が狭くなった感じがする程度で、のどの痛みを感じる人は僅か。
のどの異物感と唾液の減少、口のかわきなどの症状を併発している更年期の女性なら、ほとんどが咽喉頭異常感症だと思って間違えないでしょう。
咽喉頭異常感症の対処法は?
のどの異物感が咽喉頭異常感症と診断された場合の対処方法は、どんな病院に行くのかで大きく変わります。
- 西洋医学:精神系の治療→向精神薬などの処方
- 東洋医学:漢方による治療→柴朴湯(サイボクトウ)
漢方薬の場合、即効性がありませんが3〜6ヶ月ほどで徐々に症状が緩和していきますので、焦らずに治療を続ける必要があります。
病院での治療を行わない場合には、大豆イソフラボンの摂取やビタミンE(医薬品)での摂取が効果的。
もし潤い不足だとしたら、梅干しやレモンを少し口に含んだり、口に含んでいることを想像して唾液を分泌させることで、のどの違和感が減少するかもしれません。
自律神経のバランスが乱れてものどの異物感は起こる
咽喉頭異常感症は、ヒステリー球と呼ばれるように、神経質な人や、がんに対する恐怖心が強い人に起こりやすい症状です。
極度の不安や緊張の影響で、精神が不安定な状態になり、自律神経のバランスが乱れることで起こりますので、自律神経失調症になる可能性も。
元々、更年期の女性にのどの違和感や異物感の症状を感じる人が多い事、その割合は男性の2倍程度だと理解しておくことで、精神的な不安も和らぐかもしれません。
口呼吸だと、のどの違和感や口のかわきが起こる
更年期になると、無意識に口呼吸になっている人が増えます。
この原因は、首から肩に掛けての筋肉の衰えと口周辺の筋肉の衰えで、特に筋肉量の少ない女性に多い特徴があります。
口呼吸になることで、口も乾きやすくなりますし、喉の粘膜も乾燥して違和感や異物感を実感するように。
無意識に口呼吸をしていないか、旦那さんやパートナーにチェックしてもらったり、首から肩、口周辺の筋肉を鍛えることも重要な対策法です。
咽喉頭異常感症は更年期の女性に多いけど必要に応じて検査する
これも大事なことです。
更年期の女性に多いからと放置していては、咽喉頭異常感症の症状も改善しませんし、もしのどの違和感やのどの異物感が病気が原因だったら・・・ということもあります。
先ほども多くの病気を紹介しましたので、まずは耳鼻咽頭科を受診する。
その上で何がきっかけで起こっているものなのかを知ることが、あなたのさらなる不安感を増長させずに済む方法ですし、万が一の際には早期発見が重要。
珍しい症状ではないものの、病気が隠れている可能性もまったくないことではないということを理解して、しっかり向き合っていきましょう。
原因不明=重篤な病気ではないということですから、気楽に向き合っていけば徐々に症状が改善されますよ。
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