プラセンタ注射は、更年期障害の治療に役立つ効果が期待できるのでしょうか。
気になるプラセンタの本当の効果とは?サプリメントと注射では使用している胎盤が違うのを知っていますか?
副作用の有無も含め、更年期障害の症状改善にプラセンタを活用すべきかどうかを解説します。
目次
プラセンタ注射は、ホルモン補充療法の代替療法のひとつ!
病院で行われる更年期障害の症状改善や予防を目指して行われる治療法で、最も効果的だと言われているのが、ホルモン補充療法です。
しかしホルモン補充療法のリスクや副作用が気になったり、ホルモン補充療法を受けられない疾患を持っている人に行われるのが、プラセンタ注射による代替療法。
既に更年期障害の症状を実感している人が、プラセンタ注射を受けると、約7割ほどの人がその効果を実感すると言われるほど、プラセンタ製剤は効果的です。
乳がんや子宮がん、血栓症などの既往歴がある人の場合には、ホルモン補充療法を受けることができませんので、プラセンタ注射が第一選択肢。
でも、実際にどのような効果があるのか?プラセンタ製剤には種類があるのか?原材料はどうなのか?など簡単に紹介します。
更年期障害に使われるプラセンタ注射の原材料とは?
まず最初にプラセンタ注射に使われるプラセンタ製剤とプラセンタサプリメントの原材料は、大きく異なることを知っておくべきでしょう。
- プラセンタ製剤:人の胎盤
- プラセンタサプリメント:馬や豚の胎盤
これが最も大きな違い。医療用のプラセンタ製剤は、人の胎盤を使って注射製剤にしたものなので、更年期障害に対する効果の高さが強い傾向があります。
感染リスクのない健康な人の胎盤のみを使用していること、多数のアミノ酸やミネラルを豊富に含んでいること。
さらに成長因子が含まれていることで、様々な効果を実感できます。
プラセンタ製剤には、メルスモンとラネンネックの2種類がありますが、更年期障害に使われるのは、メルスモンのみ。
ラネンネックは肝機能障害に対するプラセンタ製剤なので、更年期障害に対する治療は、どこの病院で行っても同じメルスモン製剤を使用することになります。
更年期障害に対するプラセンタ注射の費用や頻度は?
病院でプラセンタ注射を行う場合には、1回2,000円ほどの費用が必要になりますが、病院ごとに注射1本ごとの値段や、1アンブルの値段を提示していますので、必ず確認しましょう。
なぜかと言えば、プラセンタ注射は1回で終わるものではないから。
週に1〜2回、それを3ヶ月以上続けて行うことになりますので、プラセンタ注射を行う場合も、かなりの頻度で通院しなければなりません。
そのため、出来る限り通院しやすい病院で、プラセンタ注射を行うことを基本にしましょう。
プラセンタ注射の実費だけでも、週2回3ヶ月の通院で、48,000円ほどは必要になりますので、ある程度の出費を覚悟することが必要です。
プラセンタ注射に副作用やデメリットはないのか?
プラセンタ注射の安全性という意味では、たん白アミノ酸製剤なので投与でショック症状を起こすリスクもあり、アレルギーの可能性がある人は注意が必要です。
しかし、1956年に認可されてからこれまでに、プラセンタ注射が原因で重篤な副作用を引き起こしたという報告はありません。
ただ2006年以降、プラセンタ注射を一度でも行ったことがある人は、献血を行う事ができなくなっていますので、もし献血をしたいのなら、プラセンタ注射は止めるべきです。
プラセンタ注射は更年期障害のどのような症状に効果的なのか?
そもそも更年期障害のどのような症状に効果があるのか?
そこを最初に知らないと、プラセンタ注射を行ったほうが良いのかどうかという、明確な判断もできませんよね。
プラセンタ注射に、実際にどのような効果が期待出来るのか紹介します。
プラセンタ注射がホルモンバランスを安定化させる
ホルモン補充療法の代替療法として、プラセンタ注射が行われるくらいなので、やはり女性ホルモンの分泌にも効果的に作用します。
プラセンタ注射を行うと、加齢やストレスなどで低下した卵巣機能を活性化し、女性ホルモンのエストロゲンの分泌に効果的。
その結果、ホルモンバランスが整うことで、更年期障害の症状が緩和する効果が期待できます。
プラセンタ注射が自律神経を調整する
プラセンタには、自律神経を調整する作用があることで、自律神経の乱れが原因で起こる更年期障害の症状改善に役立ちます。
- のぼせ
- ほてり
- 多汗
- 不安
- イライラ
- 落ち込み
これらの症状の改善に役立つという意味では、プラセンタ注射と向精神薬は同じ効果が期待できますが、副作用がないという部分で、安全性の高い治療法として認識されています。
プラセンタ注射とプラセンタサプリメントは別物!
プラセンタ注射を行うことで献血ができないのが嫌だと考える人が、好んで選んでいるのがプラセンタサプリメント。
馬と豚の胎盤を原材料にしたものがありますが、馬プラセンタでも豚プラセンタでも、同量であれば、あまり効果に差はないと言われています。
しかもまだまだ馬プラセンタは、学術研究が進んでおらず、その効果がどこまで実感できるのか?ということが明確になっていません。
プラセンタサプリメントには、「エキス」と「純末」という基準があり、全く別の含有量になりますので、純末を選ぶことが基本。
プラセンタエキスの85%は水分なので、純末は15%しか摂取できません。
だからプラセンタ純末100mg/日というのをひとつの基準に考えると、プラセンタサプリメントでも、効果を実感できるかもしれません。
ただ豚プラセンタを使った臨床実験では、顔のシワの縮小や皮脂量が増加する若返り効果は確認されているというレベルなので、どちらかと言えば、美容面の効果が強いもの。
医学的には、プラセンタ製剤が優先投与なので、そこまで優れた更年期障害の症状改善効果を期待するのは、間違いかもしれませんね。
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