骨粗鬆症は更年期以降の女性に多い症状で、エストロゲンの減少をきっかけとする、更年期障害の症状のひとつ。

骨粗鬆症で最も注意すべきは、骨密度の大幅な低下による大腿骨の骨折。

骨粗鬆症を悪化させない方法や、大腿骨骨折を予防する方法など、最新の研究からわかった方法を紹介します。

更年期以降の女性の骨粗鬆症が増える原因とは?

更年期障害の症状のひとつとも考えられ、加齢とともにどんどん症状が進行するのが骨粗鬆症。

骨粗鬆症とは、更年期以降に骨量が減少して、若い時の70%以下になった状態のこと。

骨量が減少するということは、骨の内部がスカスカの状態になり、非常にもろく骨折しやすい状態になっていることを意味しています。

更年期以降の骨粗鬆症による大腿骨骨折は、寝たきりのきっかけにもなる症状なので、特に注意が必要。

実は人間の骨には、身体を支える働きと、カルシウムの貯蔵庫というふたつの効果があり、血中カルシウム濃度が低下すると、骨の中のカルシウムが溶け出してバランスを取るんです。

カルシウムを普段の食事で摂取できていれば、骨粗鬆症になるほどのカルシウムの流出もなく、一定の範囲内に治まっています。

骨の新陳代謝のバランスが更年期に乱れる

骨の中のカルシウム量がある程度の範囲に収まっているのは、リモデリングという骨の新陳代謝の仕組みがあるから。

リモデリングとは、破骨細胞が古い骨を壊して吸収し、1年で2〜3割の骨を定期的に入れ替え、成人になると全身の骨は3年に1度全て入れ替わると言われています。

しかし、リモデリングバランスが乱れ、骨の破骨細胞が骨の形成を上回る勢いになると、どんどん骨の骨量が減少し、骨粗鬆症のリスクが高まります。

その理由のひとつが、加齢に伴う骨芽細胞(骨を作る細胞)の作用が低下することで、骨再生が遅れること、女性の場合はここに閉経が追い打ちをかけます。

実はエストロゲンには、破骨細胞の作用を抑制する効果があるので、骨の破壊を遅らせる効果が。

その抑制効果がなくなり、骨の再生も遅れることでどんどん骨密度が減少します。

実際に閉経後5年間で、女性の骨量は平均して2割も減少すると言われており、50歳になる頃には、男性の6〜8倍も骨粗鬆症になっている女性が多いんです。

骨粗鬆症は未自覚で症状が進行する

更年期の骨粗鬆症の最も怖い部分は、症状が進行していても本人は全く自覚がなく、骨折して初めて気づく人が多いこと。

骨粗鬆症の症状には、背中が曲がったり、身長が縮んだり、姿勢が悪化したりする骨の変形、腰痛や歩行障害などがありますが、徐々に進行するので、自覚しにくいんです。

しかも骨粗鬆症で骨折してしまうと、骨が元の状態に戻るまでに、通常の骨折よりも時間がかかり、その間に筋力が衰えてしまい寝たきりのきっかけに。

だから、骨粗鬆症を予防すること、自分の骨密度がどうなっているのかは、更年期以降は注意することが大切。

骨粗鬆症の効果的な予防方法とは?

骨粗鬆症の予防は、やはり普段の食事でどれだけしっかりとカルシウムを摂取できるのか?ということです。

骨の骨密度を維持するためにも、カルシウムを含んだ食材を食べることは基本。

・乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)
・魚介類(小魚やイワシなど)
・カルシウムの多い野菜(小松菜やパセリ)

さらにカルシウムの吸収率を高めるビタミンDを摂取することも大切。

ビタミンDは、きのこ類や魚介類に多く含まれているので、和食を中心とした食生活にすると効率的にカルシウムを吸収することができます。

またビタミンDは、日光に当たることでも腸内で合成されますので、1日5〜10分は太陽の下を歩くようにしましょう。

更年期になると代謝も低下し、太りやすくなるので、軽いジョギングやウォーキングを日課にすると骨密度の低下も予防でき、健康体型も維持できるので良いかもしれません。

それと気をつけるべきは、インスタント食品や冷凍食品、スナック菓子などを控えること。

実はこれらの食品には、リン酸塩が含まれており、骨のカルシウムを溶かしてしまう作用があるので、骨密度の低下に拍車が掛かることになりますので要注意。

酒で赤くなりやすい人は、大腿骨骨折のリスクが高い!

これは2017年3月に発表された、慶應義塾大学の宮本健史医師らのグループの発表ですが、大腿骨の骨折経験がある人の57.6%が、お酒を飲むと赤くなりやすい遺伝子を持った人。

お酒を飲んで赤くなりやすい人が、そうではない人に比べて骨粗鬆症で、大腿骨骨折するリスクは、2.48倍も高いんです。

これはアセトアルデヒドの分解酵素を持っているかどうかということの影響を受け、アセトアルデヒドが体内に蓄積されることで、骨を作る細胞の働きを弱めてしまうから。

お酒を飲んで赤くなるのは、体質的なもので、遺伝的要素がある症状ですが、その予防にはビタミンEの摂取が効果的!

大腿骨骨折は、将来的な寝たきりになるきっかけです。

それを予防するためにも、医薬品のビタミンEを活用して、更年期障害で起こる症状の予防や改善、大腿骨骨折のリスクを低下させてはいかがでしょうか?

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