更年期障害の症状のひとつに、空腹感が消えずに異常な食欲が止まらないという事が起こることがあるのを知っていますか?

更年期の女性はただでさえ太りやすい状態、そこで空腹感や食欲に負けて食べてしまうと、激太りの原因やきっかけに。

なぜ更年期障害の症状で空腹感が起こるのか、どう対処するのが良いのかなど原因と対処法をあわせて説明します。

更年期障害の症状には、空腹感や異常な食欲が出ることもある

更年期になると食欲がなくなったり、食べ物がうまく飲み込めないなど食事を食べる方に問題が起こる症状が出ることが多いと考えている人がほとんど。

でも実際には、更年期障害の症状の中には、異常な空腹感や止まらない食欲に悩まされているという人が多いんです。

更年期の女性は代謝が低下し、ただでさえ太りやすい状態なのに、更年期に過食にはしってしまうと、もう完全に体重がコントロールできずに肥満の原因に。

朝ごはんや昼ごはんをしっかり食べたはずなのに、10時や15時になると小腹が空きはじめ、つい何かを食べてしまうなんて生活習慣で過ごしていませんか?

それがまさに更年期障害による空腹感や、食欲が止まらない状態だということ。

そしてその空腹感や食欲に負けて食べ過ぎてしまうと、健康状態が悪化し、糖尿病や生活習慣のきっかけになったり、運動不足のきっかけになることも。

肥満状態は更年期だけではなく、一生を通じて健康を害す要因になりますので、食べ過ぎには十分に注意し、空腹感をうまく調整しましょう。

そもそもなぜ空腹感を感じるのか?人間が空腹感を感じるメカニズムから紹介しますので、まずは空腹感を感じる理由を知ってください。

人間が空腹感を感じるのは、グレリンというホルモンの影響

人間が空腹感を感じるのは、胃から分泌されるホルモンのグレリンの作用。

分泌されたグレリンは、脳の視床下部に届き、その結果食欲中枢が刺激されて、空腹感を感じたり食欲が湧いたりします。

グレリンが分泌されるのは、体内のエネルギー不足を胃が察知したから。

胃が空腹状態のタイミングでエネルギー不足を察知すると、生きるために必要な活動エネルギーを生み出すことができなくなるので、グレリンを分泌して、食事を食べるように促してきます。

脳の視床下部と言えば、自立神経の調整を行なっている部位であり、更年期障害の症状を引き起こすきっかけにもなる場所ですよね?

そこがグレリンの受容体になっていることで、更年期になると空腹感が止まらなくなることがあります。

更年期障害で起こる空腹感は、脳の視床下部の混乱も原因のひとつ

女性の多くに更年期障害の症状が出るのは、卵巣機能の低下によるエストロゲンの減少をきっかけに起こる、脳の視床下部の混乱ですよね?

脳の視床下部がコントロールしている自律神経系のバランスが乱れ、手足の冷えやしびれ、ホットフラッシュや多汗のような症状が起こります。

そしてグレリンに関しても、脳の視床下部がコントロールしていることで、様々な影響が引き起こされることに。

脳の視床下部が混乱することで、グレリンの分泌量のコントロールができなくなり、空腹感や食欲が止まらなくなったり、満腹感を実感するレプチンの分泌量にも影響が出ます。

レプチンがうまく分泌されないことは、いつまでも空腹感を感じてしまうことに繋がり、食欲が止まらずに過食になってしまい、気づいた時には肥満体型になっているなんてこともあるわけです。

さらにその状況に悪影響を及ぼすのが、更年期に多い女性のストレス。

更年期のストレス解消に、食べ物を食べ続け過食になることも。

更年期になると、女性は様々な場面でストレスを強く感じるようになります。

子供の問題、親の問題、夫婦関係の問題、ママ友や人間関係の問題、更年期障害の症状や健康に関する問題・・・。

これらの問題が起こると、そのストレスを食べることで安定させようと身体が反応することもあります。

食事を食べることで、炭水化物や糖質などがエネルギーを生み出し、それが脳に届くことで、脳が活性化され、精神的な安定感に繋がります。

だから過食でストレスを発散するようになってしまうのもわかりますが、更年期の過食は百害あって一利なし。

全く健康に良いことはありませんし、原因を何ひとつ解決することに繋がりませんので、過食以外の方法で、ストレス発散すべき。

これは誰にでも起こりうることなので、特に甘いものが好きとか、脂っこいものが好きな人は、更年期の過食には特に注意しましょう。

更年期障害の空腹感や過食の基本的な対処法とは?

更年期障害の症状として、空腹感や異常な食欲が止まらない理由はこれまでの説明でわかったと思います。

更年期の過食は万病の元ですし、病院でホルモン充填療法をおこなったり、漢方薬や内服薬を処方してもラウこともできますが、自宅で自分でできる対処法もないわけではありません。

更年期障害の空腹感や食欲に対して、自分でできる簡単な対処法を幾つか紹介しますので、是非実践してみてください。

睡眠時間を確保して、質の良い睡眠を心がける

空腹感を招く原因が、グレリンというホルモンの影響ならば、グレリンを過剰に分泌させないことが、空腹感を予防する方法のひとつだと思いませんか?

実は睡眠不足が続くと、グレリンが過剰分泌されることがわかっています。

睡眠不足だけではなく、睡眠の質が悪い状態が続いた場合も同様ですので、まずは睡眠時間を確保する事から始めてください。

睡眠不足が続くと、グレリンだけではなく、レプチンの分泌量にも悪影響が出て、結果として過食サイクルが回りはじめて最悪の状態に。

睡眠時間の確保や睡眠の質の向上は、体内のホルモンバランスを整える作用も期待できますので、しっかり寝るということを意識してください。

食事の際には、しっかり噛んで食べるようにする

空腹感を予防する為には、食べる量を増やすよりも噛む回数を増やす方が効果的なのを知っていますか?

面白い研究結果があるので紹介すると、

100回噛むことで満腹になる人がいる場合、ご飯2杯で100回、ご飯1杯で100回噛んでも、同じように満腹感を感じるようです。

だから普段からあまり噛まずに急いで食事を摂るっていると、つい食べる量でごまかすことになり、ドンドン食事量が増えてしまうことに。

普段の食事で噛む回数を増やし、ゆっくり食べること、特定の食材ばかりではなく、様々な食材を食べることで、満腹感を持続できたり、満足感が高まることになりますので、噛む回数を意識しましょう。

また間食をする癖がある人は、ガムを噛むのもひとつの方法。

ガム以外にも、グミやスルメ、煮干しなどのカロリーが低く、しっかり噛まないと食べられないものを選ぶのも良いでしょう。

チョコレートやケーキなどの甘いものや、スナック菓子などの高カロリーなものばかりを選ばないようにしましょう。

空腹感を感じたら、運動したり歩いたりする

これは結構簡単に空腹感を紛らわすことができる方法ですし、ダイエット効果も期待できるので、更年期の女性にはピッタリ。

運動と言っても、ウォーキングや軽いストレッチのようなもので十分です。

身体を動かすことに意識が行くと、食欲を感じにくくなりますし、ストレス解消にも効果的。

ストレスが原因で起こる空腹感や過食があるなら、その原因のストレスを発散してあげれば良いんです。

運動以外でも、なにか趣味に没頭するのも良いですし、お風呂に入ってスッキリするのも良いでしょう。

更年期は何かとストレスを感じがちですので、そのストレスを発散してストレスによる過食を予防しましょう。

このように自宅でもできる空腹感や食欲の解消法がありますので、できることから実践してみてください。

更年期は同じ食事量でも、太ってしまう女性が増える時期。

そんなタイミングで、過食が続くと明らかに肥満体型になりますので、日々の積み重ねは恐ろしいということを理解して、空腹感や食欲に負けないようにしましょう。

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