頭痛も更年期障害で多くの女性が感じる症状のひとつ。
緊張型頭痛や偏頭痛の症状が出る人が多いですが、病気が隠れている可能性もあるので、要因が必要。
更年期に頭痛が増える原因や効果的な対処法など、女性と頭痛の関係について解説します。
目次
頭痛に悩む女性は多いけど、更年期障害で起こる頭痛もある。
日本人女性の4人に1人は、頭痛の症状に悩まされていると言われるほど、国民病のひとつの頭痛。
しかし更年期になると、さらに頭痛に悩む女性が増え、その割合は6〜7割にまで上昇すると言われています。
更年期に起こる頭痛の原因や特徴、その予防法や対処法などをまとめて紹介します。
更年期障害で頭痛が増えるのも、女性ホルモンのエストロゲンの減少がきっかけで、そこから自律神経のバランスが乱れ、脳への血液供給が不安定になること。
その結果、緊張型頭痛や偏頭痛などの症状を誘発することになりますが、稀に脳の病気や異常で起こる頭痛もあるので、注意が必要です。
更年期障害で起こる頭痛の特徴とは?
女性が悩む頭痛には、偏頭痛と緊張型頭痛、群発頭痛がありますので、それぞれの特徴を簡単に解説すると・・・
- 緊張型頭痛
緊張型頭痛とは、きつい帽子で頭全体を締め付けられているような強い痛みを感じるタイプの頭痛で、更年期に最も多い頭痛。
肩こりやストレス、眼精疲労などの影響で引き起こされます。
- 偏頭痛
偏頭痛とは、脳の血管が拡張されることで起こる、主に頭の片側がズキズキと響くような痛みを感じるタイプの頭痛で、稀に吐き気を伴うこともある症状。
音や光などの外部からの刺激を受けることで引き起こされます。
- 群発頭痛
群発頭痛とは、夜中から早朝にかけて起こりやすく、連日同じような時間帯に頭痛を感じ、それが1ヶ月以上も続くような症状。
のたうち回るような激しい頭痛ですが、更年期障害の症状の影響で起こる頭痛ではありませんし、男性が7〜8割を占める、女性には起こりにくいタイプの頭痛です。
更年期障害ではなく、病気で起こる頭痛とは?
更年期障害の症状ではなく、命に関わる可能性がある病気でも頭痛の症状を発症することもあります。
- くも膜下出血
- 脳腫瘍
- 脳梗塞
いつもの頭痛と違う症状があったり、同時にしびれる感覚や違和感がある場合には、これらの病気の症状のひとつかもしれません。
よくある頭痛と考えずに、症状によっては病院での検査を行うことをおすすめします。
更年期障害の頭痛の予防法や対策法とは?
更年期障害で起こる頭痛は、その原因から考えると、予防法や対処法を知ることができます。
一般的な頭痛であれば、市販の頭痛薬などで、症状を落ち着かせても大丈夫ですが、頭痛薬の飲み過ぎは胃が荒れたり、頭痛薬が原因で頭痛になることも。
まずはしっかり予防法と対策法を知って、頭痛とある程度共存することを考えましょう。
大豆イソフラボンの摂取で症状を緩和する
更年期の女性に頭痛が多い一番の原因は、やはり女性ホルモンのエストロゲンが急減する影響。
エストロゲンと同じ作用が期待できる大豆イソフラボンを積極的に摂取することで、症状を緩和したり、予防に繋がると考えられます。
大豆イソフラボンは、豆乳や豆腐、納豆などの大豆製品やサプリメントで摂取することができますが、過剰摂取には注意が必要。
適度な大豆イソフラボンの摂取で、エストロゲンの減少による体質や体調の変化を防ぎましょう。
首や肩甲骨周りのコリを感じたら、ストレッチする
更年期障害の頭痛で最も多いのが緊張型頭痛。
緊張型頭痛の原因は、首や肩甲骨周りがぎゅっと縮こまっていることで起こる血行不良です。
肩甲骨付近のコリを放置することで、緊張型頭痛を誘発する可能性がありますので、肩甲骨ストレッチは頭痛の予防にも効果的。
首を左右にゆっくり曲げたり、肩をゆっくり上下したり、腕をぐるぐる回するだけでも、肩甲骨が緩み緊張型頭痛を発症しにくくなります。
人間は同じ姿勢でいると知らぬ間に緊張してしまうので、1時間に1度などルールを決めて、肩甲骨ストレッチを行うようにしましょう。
冷えを予防する服装や体を温める事をする
筋肉の緊張が原因でも起こる頭痛、特に更年期になると血流が悪化したり、血行が悪くなりがちですよね。
そんな時に身体を冷やすような格好をしていれば、どんどん体温が低下し、冷えによる血行不良が起こります。
冬なら、タイツや靴下、ホッカイロなどを活用したり、夏でもカーディガンや靴下を持ち歩くなど、状況によって使い分けましょう。
またシャワーだけで過ごすのではなく、湯船に浸かるようにすると身体を芯から温めることもできますし、筋肉の緊張もほぐれますので、一石二鳥。
偏頭痛が起こったら、暗い場所で休む
偏頭痛は光や音などの刺激で引き起こされることが多いので、症状が出た時には、暗く静かな場所でゆっくり休むのが最もよい対処法。
できれば横になって、保冷剤などで偏頭痛が起こっている場所を冷やしてあげましょう。そうすることで、血管の拡張が収まり、偏頭痛の症状も改善されます。
ただ緊張性頭痛は冷やすと逆効果なので、偏頭痛は冷やす、緊張性頭痛は温めるという対処法を間違えないようにしましょう。
ビタミンB2とビタミンEで頭痛を予防する。
偏頭痛になりやすい人の特徴に、細胞内のミトコンドリアの機能が低下しているということがあります。
ミトコンドリアの働きを助けてくれるのがビタミンB2。
ビタミンB2は、レバーや納豆、乳製品などに豊富に含まれているので、普段の食事でしっかり摂取すると良いでしょう。
さらにマグネシウムにも予防効果があるので、ナッツ類や緑黄色野菜をしっかり食べることも効果的。
緊張性頭痛の場合は、血液サラサラ効果や血行促進効果があるビタミンEがおすすめ。
ビタミンEは、ひまわり油や米ぬか油、あんこうの肝や魚の卵、西洋かぼちゃや小麦胚芽などに豊富に含まれています。
更年期障害の頭痛もしっかり予防法と対処法を知っておくことで、対策できますので、いつもの頭痛だからと見逃さずに、病気の可能性もあることを踏まえてしっかり対処しましょう。
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