更年期の女性に、膀胱炎の症状に悩まされる人が増るのを知っていますか?
若い時と異なり細菌性ではなく、更年期障害の影響で慢性的な膀胱炎に悩まされるんです。
実際にどのような原因で、膀胱炎になるのか?どんな症状や傾向があるのかを解説します。
目次
更年期障害の影響で、慢性膀胱炎に悩む女性が更年期に急増する。
元々女性は男性に比べると、身体の作りの影響もあり、膀胱炎にかかりやすいと言われており、25〜35%の40代までの女性が膀胱炎を発症しています。
ただこの膀胱炎は、急性膀胱炎という病気で、大腸菌などの細菌が原因で起きる膀胱炎のこと。
抗生物質の投与などで、膀胱炎の原因となっている細菌を殺菌することで改善できるので、急性膀胱炎の場合は、明確な対処法があるのが一般的です。
しかし更年期障害の影響で起こる膀胱炎は、急性膀胱炎のような細菌感染による原因ではない、更年期の女性独特の症状なんです。
更年期障害の膀胱炎の原因もエストロゲンの減少の影響
膀胱炎の原因がエストロゲンの減少?と言われても、あまりピンとこないかもしれません。
しかし女性ホルモンのエストロゲンが減少することで、膀胱炎を発症するのは間違いない事実。
どのような仕組みで膀胱炎になるのかを説明すると・・・
エストロゲンは、子宮や膣や、外陰部や膀胱など様々な身体の粘膜い潤いを与えて、外部からの雑菌侵入や細菌感染を守る仕組みがあります。
しかしエストロゲンの減少で、膀胱の粘膜が弱くなり、過敏に反応するようになると、細菌感染がなくとも炎症を起こしやすくなります。
その結果、炎症を何度も繰り返す、慢性膀胱炎を発症し、なかなか改善しない状態に悩まされることに。
更年期に起こる慢性膀胱炎は、中高年型慢性膀胱炎とも呼ばれ、何度も繰り返し膀胱炎の症状を発症します。
中高年型慢性膀胱炎で起こる症状や傾向は?
中高年型慢性膀胱炎は急性膀胱炎と比べると、その症状は比較的軽いものの、何度も繰り返し膀胱炎になるので、スッキリ完治しにくい特徴があります。
実感する症状としては、
- 頻尿
- 排尿時痛
- 残尿感
- 下腹部痛
- 尿混濁
一般的な急性膀胱炎と同じ様な症状を実感しますが、症状が軽かったり、高齢になったりすると、自覚症状がないことも。
膀胱炎を治療するには何科を受診すべきか?
中高年型慢性膀胱炎の場合、原因がエストロゲンの減少をきっかけとするものなので、泌尿器科で尿検査を行っても細菌が検出されないこともあります。
その結果、膀胱炎を発症しているにも関わらず、異常なしと診察されてしまう可能性も。
一般的な細菌感染による急性膀胱炎の抗生物質では、治療することはできませんので、受診すべきは泌尿器科ではありません。
更年期の膀胱炎を治療できるのは、減少したエストロゲンを補うホルモン補充療法を受けることができる婦人科。
ただ更年期に起こる全ての膀胱炎が、中高年型慢性膀胱炎ではなく、中には細菌感染による急性膀胱炎の場合もありますので、気になる症状があった際には、放置しないことが基本です。
ここ数年で、細菌感染による急性膀胱炎でもなく、中高年型慢性膀胱炎でもない間質性膀胱炎という症状を発症する人も増えています。
間質性膀胱炎とはどんな症状や特徴があるのか?
間質性膀胱炎とは、中高年型慢性膀胱炎の様に細菌性ではないものの、中高年の女性が多く発症する膀胱炎です。
しかも間質性膀胱炎の原因はまだ不明。
基本的な症状は、頻尿になり、膀胱に尿がたまると痛みを感じ、排尿するとその痛みが緩和するという経緯を辿ります。
間質性膀胱炎の症状を放置すると、膀胱が萎縮してしまい外科手術が必要になることもある少し恐ろしい症状です。
いずれにしても、膀胱炎の症状を放置することは問題で、日常生活に支障をきたすことが増えてきますので、中高年型慢性膀胱炎でも症状を感じた場合には、一度診察を受けるようにしましょう。
膀胱炎の原因や状態を詳しく知ることで、更年期の過ごし方も変わってくると思いますので、我慢せずに恥ずかしがらずに、気になる症状があるなら、一度医療機関を訪問することが必要です。
更年期に起こる様々な症状は、女性ホルモンの減少や血流の悪化など、更年期ならではの症状の影響を受けていますので、よりあなたに合った方法で改善するようにしましょう。
更年期に多い女性特有の不調を医薬品で効果的に治療しませんか?

→更年期障害の「骨粗鬆症による大腿骨骨折」に関する慶應義塾大学の研究発表と効果的な予防法は?
>>抗酸化作用が更年期のあなたを守る<<
天然ビタミンEを高配合なのに、980円からお試しできるコスパも魅力なトコフェロンEナチュールは医薬品だから、バッチリ抗酸化作用を実感できますよ!

私もトコフェロンEナチュールで、更年期特有の血行障害による冷えや肩こりなどの症状が随分ラクになって、夜も快眠できて健康を取り戻せました!