更年期の女性に多い性欲の低下も更年期障害のひとつだと考えられていますが、実は更年期に性欲が増加する人もいるんです。

なぜ更年期障害の症状で性欲の増減が起こるのか?気になる更年期と性欲の関係を紹介します。

女性の性欲が増減することを知っておくことで、夫婦関係も悪化しませんし、女性も自分が異常ではない事がわかりますので、ぜひ読んでみてください。

更年期に女性の性欲が低下・増加するのはホルモンの影響!

最初に知って欲しいことは、更年期の女性の多くが性欲が低下しますが、稀に性欲が増加する人もいますが、その状態が特に異常なのではなくホルモンの影響だということ。

周りの知人や友人が性欲減退に悩んでいるのに、自分だけ性欲が旺盛になっても変な心配は不要です。

更年期になって女性の性欲が増減するのは、ホルモンの影響がきっかけ。

どのようなホルモンが分泌されるのか?それによって性欲が低下するか、性欲が増加するかが異なります。

更年期に女性の性欲が減少する理由とは?

更年期になって閉経が近づくことで、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少します。

エストロゲンの減少は、膣の萎縮や分泌物の減少を引き起こし、性交痛を感じる女性が増えます。

40代以降の5割ほどの女性が性交痛を感じていると言われており、性行為中に痛みや出血、苦痛を感じます。

性交痛を感じたことが恐怖心やストレスになり、さらに性欲を低下させることに。

そこに畳み掛けるように、閉経に伴い生理が終わったことで、自分に女性としての価値を見出すことができなくなり、性への関心も薄れ、夫婦間やパートナー間の性行為を拒むようになります。

このサイクルにはまってしまう女性が多く、更年期以降には性欲がなくなりセックスレスになり、パートナーと微妙な距離を感じてしまうこともあります。

更年期以降の女性の性欲の減退は、男性と違い急激に進むことが多いので、それまでと違うあなたの態度にパートナーが戸惑うことも。

お互いにその状態でなんとなくやり過ごすことはストレスですので、一度話し合いをしてみることも必要かもしれません。

更年期に女性の性欲が増加する理由とは?

更年期にかぎらず、性欲をコントロールしているのは、男性ホルモンとドーパミン(脳内神経伝達物質)の分泌量です。

女性は閉経が近づくことで、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減り、その影響で男性ホルモンやドーパミンが増える人もおり、そのタイプの人は性欲が増加します。

さらにエストロゲンも性欲との関連性があり、成分のひとつのエストラジオールが一般的には減少しますが、稀に平均よりも高い数値の人も。

エストラジオールの分泌量が多いと、男性に性的な魅力を感じたり、男性ホルモンの分泌量を増やしてしまい、以前よりも性欲が強くなることもあります。

更年期の閉経に伴い女性ではないと考える人がいる反面、妊娠の不安がなくなることで、性に積極的になる人もいますので、そういったタイプの人は性欲が増加する傾向があります。

いずれにしても異常なことではなく、ホルモンの影響により性欲の増減が起こっているだけですので、病気ではありません。

性交痛を悪化させないことが性欲を維持する方法のひとつ

更年期の女性は肌の保水量が減少したり、乾燥肌になるように膣のなかも乾燥した状態になります。

乾燥した膣内に男性器が挿入されることで、激しい痛みを感じたり、出血や苦痛の原因になり、どんどん性欲が減退し、性に興味がなくなり夫婦関係が悪化することも。

そうなる前に、潤滑ゼリーやローションなどを併用することで、性交痛を軽減できたり、違和感なく性交できますので、うまく活用しましょう。

そうすることで、お互いにとってメリットがあることにつながりますし、それでも性交痛がひどいようなら、パートナーも理解してくれるはず。

更年期は女性だけではなく、男性にも起こるものですので、お互いの体調の変化なども普段から共有するきっかけになるかもしれません。

ホルモン補充療法という選択肢もある

更年期の性欲の減退は、女性ホルモンのエストロゲンの減少がきっかけなので、ホルモン補充療法を行うことで、性欲の減退や性交痛の緩和を行う事もできます。

さらに、更年期障害の様々な症状が緩和したり、身体や気持ちが楽になることもあるので、試してみるのもひとつの方法。

ただホルモン補充療法は、一度始めるとある程度続ける必要があるので、その点は最初に理解しておくことや、婦人科の先生とよく話して決めることが重要です。

大豆イソフラボンを活用することも対処法のひとつ

ホルモン補充療法を行うほどではない人におすすめなのは、大豆製品を食べて大豆イソフラボンを摂取すること。

大豆イソフラボンは体内でエストロゲンに似た作用があるので、性交痛や膣の乾燥以外にも良い効果が期待できることもあります。

薬に頼らない方法としては、大豆製品を積極的に食べつつ、潤滑ゼリーやローションを併用する。

それで様子を見ることも、更年期の女性には効果的かもしれません。

更年期の女性には性欲が低下する人、増加する人がいますが、いずれも病気ではなく更年期の女性なら誰しもが経験する症状です。

夫婦関係やパートナーとの関係、自分の体調も見据えながら、良い対策を行っていきましょう。

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