ポリフェノールは、更年期障害の症状改善に効果的な成分だと言われていますが、本当なのでしょうか。

そもそもポリフェノールにもいくつもの種類がありますが、更年期障害に役立つ可能性があるのはどのポリフェノールなのか。

気になる更年期障害とポリフェノールの関係性や、実際の研究結果から分かる効果を解説します。

ポリフェノールは更年期障害の改善に役立つ栄養素?

ポリフェノールという言葉はよく聞きますが、ポリフェノールってどんな成分のことか知っていますか?

実はポリフェノールとは特定成分のことではなく、ファイトケミカルとも呼ばれる第7の栄養素のこと。

ファイトケミカルとは、植物の色や香り、アクなどの成分に含まれる化学物質で、ポリフェノール、含硫化合物、脂質関連物質(カロチノイド類)、糖関連物質、アミノ酸関連物質、香気成分に分類されます。

そしてポリフェノール単体でも、実は5000種類ほどもあると言われていますので、ポリフェノールの全てが更年期障害に役立つというわけでもありません。

ポリフェノールを含むファイトケミカルには、強い抗酸化作用、免疫増強作用、ガン抑制作用など、植物が自分の身を危険から守るために、作り出した成分のこと。

特にポリフェノールには、優れた抗酸化作用があることで、更年期障害に役立つ効果が高いと考えられています。

では実際にどんなポリフェノールが更年期障害の改善に役立つのかを紹介します。

ポリフェノールの王様のプロアントシアニジンがおすすめ

プロアントシアニジン?と言われてもどんな成分のことなのかわかりませんよね?

プロアントシアニジンとは、ポリフェノールの王様とも呼ばれるぶどうの種子に含まれているポリフェノールです。

だから赤ワインを飲んでいる人なら、自然に摂取してる成分。

プロアントシアニジンには、非常に優れた抗酸化作用があることがわかっており、臨床実験でも様々な効果があることが実証されています。

  • 血流改善効果
  • 肩こり緩和効果
  • 消臭効果
  • 疲労回復効果
  • むくみ抑制効果
  • 脂質代謝改善効果
  • 中性脂肪低下効果
  • シミ改善効果

これだけでも、ぶどうの種子に含まれているプロアントシアニジンを積極的に摂取したくなりますが、実際に更年期障害の症状が出ている女性に行った試験があるので、その結果を紹介します。

プロアントシアニジンは更年期障害の症状を改善する!

これは更年期障害の症状を発症している40歳〜60歳までの合計96名の女性を対象に、行なった、東京医科歯科大学のプロアントシアニジンに対する試験結果。

この実験では、1日200mgのプロアントシアニジンを2ヶ月間摂取させることで、どのような変化が起こるのかを追跡。

しかもプラセボ(偽薬)のグループも存在し、自分が本当にプロアントシアニジンを飲んでいるのかどうかが最後までわからない、二重盲検ランダム比較試験で実施。

その為、より高確率でプロアントシアニジンの効果を計測できています。

実際にプロアントシアニジンを摂取したグループでは、

  • 抑うつ・不安・不眠症状の改善
  • 収縮期血圧の低下

という更年期障害の症状を改善できることがわかり、有効な治療オプションのひとつとして考える事ができると結論づけられています。

大豆イソフラボンもポリフェノールの一種

大豆イソフラボンと言えば、女性ホルモンのエストロゲンと化学式的に似ていることで、代用効果が期待できる成分ですが、実はポリフェノールの一種なんです。

大豆イソフラボンを摂取することで、エストロゲンの不足分を多少補う効果が期待でき、ホットフラッシュなどの更年期障害や骨粗しょう症の予防・改善効果が期待できます。

大豆イソフラボンはその名の通り、大豆製品に含まれていますので、納豆や豆腐、豆乳などを日常的に摂取したいところ。

1日あたり40~50mgのイソフラボンが摂取できると理想的だと考えられています。

食材ごとの大豆イソフラボンの含有量は、

  • 納豆1パック(50g)→36.8mg
  • 豆腐1/2丁(110g)→22.3mg
  • 豆乳コップ1杯(200ml)→49.6mg
  • 油揚げ1/2枚(75g)→29.4mg
  • きなこ大さじ1杯(6g)→16mg

これを参考に、普段から大豆イソフラボンをしっかり摂取するようにしましょう。

ポリフェノールの更年期障害への効果は限定的

更年期障害の症状改善や予防に役立つ効果があるポリフェノールですが、その効果は長期的に持続するものではありません。

だからポリフェノールの効果をしっかり実感したい場合には、毎日継続して摂取することが必要。

摂取量にムラがありすぎたり、一時的に大量に摂取するのではなく、日々の生活の中にうまく取り入れていきましょう。

実際の研究結果でも、200mgのプロアントシアニジンを継続摂取したことで症状改善に効果があったわけです。

即効性がないものの、しっかり作用することがわかっているポリフェノールですので、うまく取り入れて、更年期障害のつらい症状を改善していきましょう。

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