閉経と更年期障害にはどのような関係があるのでしょうか?

加齢とともに卵巣の機能低下が起こることで、更年期障害の様々な症状を感じると言われています。

実際にどのような仕組みや関係性があるのかを解説しますので、更年期障害について理解を深めましょう。

更年期障害は、閉経をはさんだ5年間に起こる症状!

更年期障害って何歳から始まるの?と疑問に感じている人もいますが、実際には閉経してみて始めて分かることなんです。

更年期とは、閉経前後の5年間の合計10年間を指す言葉であり、その間に起こった不調や症状をまとめて更年期障害と呼んでいます。

医学的には、更年期症候群。

閉経が起こる年齢が人それぞれのように、更年期障害を感じる時期もバラバラですが、一般的には閉経を迎える平均年齢は、50〜52歳なので45〜55歳くらいが更年期障害の時期。

最近言われるプチ更年期やプレ更年期とは全く違うものです。

プチ更年期とは、ストレスや不規則な生活の影響でホルモンバランスが悪化し、更年期障害のような症状が出てしまっている状態。

プレ更年期とは、35歳以降の女性に使われるホルモン分泌量の低下やストレスが原因で自律神経失調症を発症している状態。

卵巣ホルモンの分泌量の低下で更年期障害が始まる!

女性ホルモンは卵巣が分泌しているわけですが、卵巣だけでその分泌が行われるわけではありません。

実際には、脳の視床下部→脳下垂体→卵巣という3つが関係しています。

  1. 脳の視床下部が血中ホルモン量を確認し、脳下垂体に性腺刺激ホルモンの分泌指令をだします。
  2. 脳下垂体は、2種類の性腺刺激ホルモンを分泌して、卵巣にホルモン分泌を伝えます。
  3. 性腺刺激ホルモンで刺激された卵巣がエストロゲンやプロゲステロンを分泌します。

この順番で、女性ホルモンが分泌されるわけです。

しかし加齢に伴い、卵巣機能が低下し、女性ホルモンの分泌量が減少してしまいます。

ホルモン分泌量が少ないことに視床下部が気づくと、さらに追加で分泌するような指令を出し、スパイラルにはまっていきます。

その結果、視床下部にある自律神経を司る部分が刺激されてしまい、のぼせやほてり、発汗などの自律神経失調症のような症状を感じる様に。

これが更年期障害の始まりだと言われています。

閉経すれば、更年期障害が終わるわけではありません。

更年期障害と閉経の関係は先ほど説明した通り。閉経しても更年期障害の症状がなくなるわけではありません。

閉経後でも平均5年、短い人でも1年、長い人だと10年ほど続くと言われています。

なぜ閉経後も更年期障害の症状に悩まされるのか?

それは女性ホルモンが分泌されないことに、身体が慣れる必要があり、慣れるまでの期間には個人差があるから。

だから閉経後も5年という期間が、更年期にあたると考えられているわけです。

閉経することで、月経に伴う様々な不調や不快感はなくなりますが、更年期障害の症状は続きますので、そこは誤解しないようにしましょう。

医学的にも、閉経後の更年期障害の症状を早く終わらせる方法はありませんので、これは身体が慣れるまで待つしかありません。

閉経しても更年期の症状との関係は続く、あまり嬉しくないことですが、症状の緩和を目指しながら、徐々に身体を慣らしていくのが基本。

早く終わらせるという考え方よりも、更年期障害をうまく付き合うとか、乗り切るという考え方で向き合っていくのが良いと思います。

更年期障害には、真面目な人や几帳面な人、神経質な人や完璧主義の人がなりやすいとも言われていますので、気楽に向き合っていくのが良いでしょう。

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