便秘や下痢などの排便異常も、更年期の女性に多い更年期障害の症状のひとつです。

なぜ更年期になると、便秘や下痢の症状が増えるのか、その原因と予防法や対策法をまとめて紹介します。

更年期の女性ホルモンのエストロゲンの減少が、腸のぜん動運動にも影響するんです。

更年期に起こる便秘や下痢は、更年期障害の症状のひとつ!

男性に比べると、女性は元々便秘がちですが、更年期になると便秘が悪化したり、下痢になったり、便秘と下痢の両方に悩んだり、排便異常のトラブルを抱える人が増えます。

これも女性ホルモンのエストロゲンが減少することがきっかけ。

エストロゲンの減少に伴い、脳の視床下部にも悪影響が及び、自律神経のバランスが乱れます。

自律神経の中でも、実は副交感神経は胃腸の働きをコントロールする大事な部分

ホルモンバランスの悪化やストレスにより、副交感神経の動きが弱まると、腸のぜん動運動がうまく行われずに便秘になり、強まりすぎることで下痢になります。

副交感神経の状況で便秘と下痢を繰り返して、更年期の排便異常に悩む人が増加。

さらに更年期特有のイライラが強いストレスになって、それが原因となる便秘や下痢も起こるので、非常に悩ましいところなんです。

ただこの排便異常は、更年期の多くの女性が悩んでいることなので、あなただけが特別ではありませんので、その点は安心しましょう。

更年期障害の便秘や下痢には症状に特徴がある

更年期障害の便秘や下痢には、少し特徴があるので、普通の排便異常か更年期障害症状なのかを見分けるのは比較的簡単です。

便秘がちの人でも、その症状が増え、頻度が高まり、そして便秘と下痢の両方に悩みます。

普通に考えると、便秘の人は便秘だけにしかなりませんし、下痢気味の人も下痢に悩まされるだけですよね?

でも更年期障害の排便異常は、便秘と下痢の両方に悩むんです。

40代後半になって、両方の症状が出るようになったら、もう更年期障害の排便異常だと理解して、対処しましょう。

更年期障害で起こる便秘や下痢の対処法とは?

更年期障害の便秘と下痢は、女性ホルモンの減少をきっかけにして起こる自律神経のバランスの悪化。

その原因を改善することと、一般的な便秘や下痢に対する対策を併用して行うことが基本です。

すぐに効果は出ないかもしれませんが、更年期は一定期間続きますので、症状を悪化させないようにしっかり向き合っていきましょう。

大豆イソフラボンでエストロゲンの減少を補う

やはり、更年期特有の症状を改善したり、緩和したりするのに大豆イソフラボンを摂取することは効果的です。

特に自律神経の乱れを改善する為には、ホルモンバランスを少しでも正常な状態に近づけることが必要。

その為にも、大豆製品を普段から積極的に摂取するようにしましょう。

さらにこれから紹介する一般的な便秘と下痢の対処法も合わせておこなうことで、効果的な対策が行えます。

食物繊維の多い食材を食べるようにする

便秘解消には、腸のぜん動運動に合わせて食物繊維をしっかり摂取する事が大切です。

食物繊維にもふたつの種類がありますので、両方の食物繊維を組み合わせて摂取するようにしましょう。

  • 不溶性食物繊維:アボカドやごぼうに含まれている
  • 水溶性食物繊維:昆布やわかめに含まれている

ちなみに食物繊維のバランスは、不溶性食物繊維が2に対して、水溶性食物繊維が1の割合が最も効率的だと言われています。

不溶性食物繊維ばかりを摂取すると、便秘がひどくなる傾向がありますので、食物繊維がいいという認識だけで、摂取し続けないことも大切。

腸内環境の改善効果がある食品を摂取する

腸内環境(善玉菌と悪影響)のバランスを改善する食品を摂取することも大切です。

ヨーグルトやチーズなどの乳製品や、納豆やみそなどの発酵食品を摂取することで、善玉菌の餌を増やして、腸内環境を善玉菌優位の状態になりやすくなります。

さらにオリゴ糖を豊富に含む、納豆・玉ねぎ・バナナ・ごぼうなどを食べるのもおすすめ。

トイレを我慢しないようにする

便秘がひどくなる理由のひとつに、トイレを我慢してしまう事もあります。

外出先でも便意を感じたら、トイレに行くことが大事。更年期の便意は悪化しがちだということを理解して、トイレにいくようにしましょう。

家事や仕事の合間でも、一旦その手を止めるようにすることが大切です。

それと毎朝決まった時間にトイレにいくようにする。出なくても、座る習慣をつけておくことも便秘予防に役立ちます。

便秘は悪化させないことが一番の予防法です。下痢と違って我慢できるからと考えずに、いつでもトイレに行くようにしましょう。

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